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倉庫

しじみの書いた絵やら文やらの倉庫。 割と好き勝手にやっているので何でも許せる方向けです。

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Super Trouper

 甲板作業の三人。入隊時期が同じだったり近かったりするので何かとひとまとめにされることが多い三人ですが、どの人も仕切ろうという意識は低くリーダー不在のため連係プレーにはそれほど強くないです。立花と重里は同期で仲が悪いわけではないのでしょうが、立花は海軍学校時代に重里に迷惑をかけて以来結構邪険にされています。自業自得!
 絵の背景がブログの背景と同じ色なので分かりにくいですが、横幅が大きくてブログのレイアウトが崩れまくっています。ひとつ前の絵くらいの横幅が限界ですな……。

 最近、我が家の庭に来ている猫の家族がいるのですが、私含め猫が好きな我が家の人々はすっかり骨抜きにされております。特に父の熱中ぶりが激しく、近々病院に連れて行かねばなぁと考えている私の横で床に腹這いになって庭を眺めていたりする始末です。猫は魔性の生き物ですよ。
ちなみにこんな家族構成です。名前は私が適当に付けました。

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レツゴー三匹

 例によって線画までしか終わらなかった!
もとの線画にはありませんがメガネをかけさせよと神託があったので何となくみんなメガネ。そしてみんな作業着(ツナギ)。安達がよく着ているやつですが、前はこうしてちゃんと閉めるのがジャスティス。

 何だか仕事を取り巻く状況が流動的で、場合によっては一か月くらい仕事が停滞するかもしれないという不安を抱えつつ働く日々です。そうなると年末年始の休みはなくなるのでクリスマスバケーションでもとってやろうかとか考えて明日も働きます。

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安寧在らざる「白鳥の神楽」

 「時は来た。<神変>よ、舞踏会(うたげ)の始まりだ」

 重里と戦艦<神変>(サンドリオン)。艦の中心部、中枢術式機構で重里が艦と同調するイメージ。シンデレラだから変身っぽく!と思いましたが「変身」がどう見ても特撮の変身なあたりが私の限界だと思いました。重なっているせいでよく見えませんが、足元の魔法陣チックなものを描くのが楽しかったです。
ちなみに、最近艦の擬人化に走っているのは女子制服を考えるという誘惑に勝てなかったからです。
 海軍の艦は対西海用に西海名、対国内用に神国名がありますが、隊員たちがどちらを呼ぶかは個人の好みによるところが大きいです。通信なんかは短い方が良いので神国名を使用しますし、<睡針>(スリーピングビューティ)なんかは通信以外でも西海名で呼ぶ人はまずいない不幸な感じ。重里はオール神国名派ですが、やはりみんな神国語が一番馴染み深いのでそういう人がほとんどだと思われます。

 私生活に関してお話しするような楽しいことは起こっていないのでアレですが、最近読んでいる電子書籍の話でも。
 その1『ドリフターズ』。最近新刊が出ましたが面白いですな…キャラがみんな愛しい…。私は結構パロディものや史実、実在の人物を斬新に解釈する作品が好きなのですが、作者の”偏った博識”に支えられて私のその「新解釈を楽しみたい欲」をがっつり満たしてくれる作品です。
 その2『エンダーのゲーム』。有名なSF。映画は観たことありませんのでバトル・ルームで何が起きているのか想像するのが私の頭には非常に大変です。司令官の何たるかを学ぼうと思って読み始めたのですが、確かに色々と勉強になります。ものの考え方とか、マネジメントとか、とるべき振る舞いとか。この本を米軍の士官候補たちが読むって本当かしら…。SFとしての話の筋もとても面白いです。訳本なので文章が美文とはいかないのが強いて言えば難ですが、こればかりは仕方ない。

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月精

 「さあシエラザード、語っておくれ。輝かしく揺るぎなき我らの勝利を」

 燎と戦艦<千夜>(シエラザード)。海軍の戦艦にもスカーレットウィザードのダイアナみたいな美女のホログラフィがいればどんなに素敵かと思います(我々の世代だとロストユニバースのキャナルと言った方が伝わりやすいですかね…)
相変わらず女性を描いても男顔になるなぁとか、超パース的なものに挑戦してみるもやっぱり慣れないことはするもんじゃないなぁとか色々考える次第です。

 追記する追記すると言いながらまんまと風邪にやられて体調を崩しておりました。扁桃腺が腫れたのか、のどの痛みと比例して熱が高くなる有様。風邪って怖いね! 金曜は薬飲んで寝ていたらずいぶん回復しました。明日は出かけたいなぁ。

 そんなこんなしている間に一つ年を取りまして、姉と母からワイヤレスイヤホン(というかヘッドセット)をもらいました。24日発売って書いてあったのに早々に発送通知が来て、一体何が届くのかと心配していましたが、ちゃんと注文した通りのものが届きました。発売日とは何だったのか。ちょっと使ってみましたが、便利ですなー。満員電車でのコードの取り回しに苦労させられてきたので活躍してくれることを期待したいです。

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友達と呼ばせて

 海軍の軍服を現代の制服風にしてみてはどうだろうかというようなしょうもない空想で生き延びた先週でした。
燎は何やってるかわからないけど、とりあえず先輩と上手くやっていけなさそうだから体育会系の部活はないだろうとか、逆に慶幸は剣道部に所属しているかはともかく剣道をやっているだろうとか、そんな違う舞台での海軍連中のことを考えるのはそれなりに楽しかったです。学園パロディと温泉ネタは二次創作の王道ですよ…。
 何となく燎は学園パロディじゃなくてもプライベートな時間に何をしているかあまり想像できません。メモを見ると「趣味:パズル」とか書いてありますが、私はあまり趣味に打ち込むイメージがないキャラはとりあえず趣味:パズルと書いておくのでこれもそういうパターンかもしれません(なのでやたらと趣味がパズルのキャラが多い) 空いた時間にジグソーパズルを作って、できたらまたバラバラにして最初から作る自作自演賽の河原みたいなことをしてそうなイメージはあるので、体を動かすでも何かを作るでもなく、頭を使うことを楽しみとしているのではないかと。
 学園と言えば、舞台を学園に変えて翻案した人形劇版シャーロックホームズがいよいよ来週から本放映ですよ。楽しみです。

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それぞれの理由

 昨日に続き今日も投稿。投稿の間隔にムラがありますが、あまり寝かせると見せられなくなりそうなので描き上がった勢い任せに。海軍ではいつもこういうバカな会話が繰り広げられていますという絵。世界観的に外来語を使えない縛りなのでペアルックを何と表現したものか困りました。実際のところ海軍においては外来語を使っているのですが、いずれにしてもペアルックは和製英語なので使えないと思います。
 ちなみに燎がいつも白い制服なのは白い方が自分に似合うという確信があるため。好みにせよ機能性重視にせよ、大体いつも同じ方を着る人が大半で、立花のように気分次第で両方着るという人は少数派です。全体的にみると白と黒の割合が6:4くらいでしょうか。やや白が優勢。慶幸は何らかの理由で黒い制服が着られない場合は私服か平服(セーラー)で過ごすくらいの徹底ぶりで他の人とは一線を隔しています。よほどペアルック疑惑をかけられたくないのでしょう。

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夢を買いマス

 『バベルハイムの商人』の作者、古海鐘一さんご本人が作った診断メーカー(http://shindanmaker.com/469017)をやってみました。慶幸が運命金貨を手に入れるとこんな感じの商人さんが現れるようです。こういう目尻に羽根を付けるメイクを振袖のカタログか何かで見たことがありましたね……。
 しかし慶幸は物を買わないのであまり良い客にはならなそうですね。生まれ育ち的にお金を払って物を買うシーンは仕事以外ではほとんどなかったというだけでなく、物を大切にしなさいと教育されたため自分の道具は直せなくなるまで使い、直せなくなったらどこかに使われていないものがないか探してから買います。実家では献上品とかもあるでしょうから特に不自由しなかったんじゃないかなという想像です。家を出てからも、燎が何の気なしにほいっとやった万年筆を研ぎながらずっと使っていて、十年二十年経った頃にまだ使ってたのかとちょっと引かれるようなそんな男。

 私の趣味のひとつに刺繍があるのですが、最近刺繍に使うゆびぬきが欲しくなり、刺繍のために加賀ゆびぬきを刺繍して作るというよくわからない事態になっております。そんなわけでキットを買ってゆびぬきが完成したは良いのですが、ちょっとこの加賀ゆびぬきづくりにハマりまして海軍をイメージしたものに取り掛かっている今日この頃です。

 そんなわけで描いていたデザイン。上から白い制服、黒い制服、詰襟の術式武官の制服のイメージ。今見たらちょっとおかしいところがありますがまあいいや。上二つは青海波、下のは琴柱という名前の柄で、そこはかとなく着る人のイメージで。この配色と柄を選んでいる時が刺している時に負けず劣らず楽しいです。

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中段の眉間にしわ率が100%な件

 表情の練習をしてみようとピッシブの有名なテンプレを使ってみました。一人の人物の表情12変化をやるものな気もしますが、海軍のみんなで表情12種。
せっかくなので各人になるべく普段しない表情を当てはめるようにしました。なるべく……。こうして並べてみるとテンション高めなのが多いですな。激情家揃いなのでしょう。
左から順に、重里 正崇、月夜野 隅、郡司 徹、嵩城 慶幸/立花 散里、櫻城 燎、野々瀬 智彦、薊 研吾/前田 郁、安達 明純、下里 文海、主計 基徳
主計は名前のとおり事務方のやりくり担当の人。筋悪の予算要求を持って行くとこういう顔をされて算盤でぐりぐりされます。燎は航海王子を気取りながらも、国と海軍のため人生のかなりの時間を金策に費やした男ですが、その工面してきたお金を無駄なく使うことは主計が担っていた感じです。

 今週末は出向していた頃の職場の皆さんと遊ぶために久々に前橋に行ってきます。あちらでできた友人にも会ってくる予定で今から楽しみです。

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Scarlet story

 下の記事の絵の隣に描いていた絵。むしろこちらの方が先に描き始めていたものでした。
立花は文化の違いなのか単に行儀が悪いのか、人でもためらいなく指さします。
ちなみに海軍の白い方の制服はこのように襟を閉じても着られます。トレンチコートの要領で。寒くない限りあまりそういう着方をする人はいないのではないかと思いますが。

 最近、再先行放送(?)していた人形劇シャーロックホームズ、面白いです。1、2話だけ録画できておらず職場でニュースをつけたまま流れっぱなしになっていたのを見ていたので、恐らく重要な部分は雰囲気しかわかっていませんがとにかく面白いです。登場人物がみんな子供で、ストーリーも学園アドベンチャーになっているという、何だよこの二次創作の王道は!とワクワクしてしまう作品。ギムナジウムものが好きな私には美味しいところしかない。人形もすごくよくできていて、新・三銃士の頃よりキャッチーなのに相変わらず高い芸術性がにじみ出ています。顔の部分は目とまぶたしか動かないのですが、顔の角度や視線ですごく豊かに表情を作る人形に魅了される20分。公式サイトでムービーも見られるので、ご興味のある方はぜひOPだけでもご覧になってみてください。音楽もかなりカッコいいです。
 その人形のデザイナー、井上文太さんが目黒でスケッチと実物の展示会をやっていまして、日曜はそれを見に行ってきました。ご本人とお話しする機会があり、素晴らしかったですと直接お伝えできたのは幸いでした。結構細かくメモやスケッチを残す方のようで、この人形を作るためにこんなことを考えていたのだなというのを絵やメモから感じ取ることができ非常に有意義でした。

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右から二番目の星

 明純と寅姫こと清子。この二人の結婚は世間的にどのくらいのインパクトだったのだろうかと考えてみて、クリリンと18号くらいかな、という結論に至りました(? いわゆる逆玉だけど、(色んな意味で)すげえとは言われても妬まれはしないそんな結婚。まあ、相手の良さは互いだけが知っていれば良いのでしょう。
 以前描きかけてやめた絵に、これとほぼ同じような構図で明純の位置が慶幸のものがありましたが、リベンジのために一から描き直したついでにこの二人に。慶幸は成人して早々に家を出てしまったので寅姫の扱い方も姉と言うよりレディという趣。

 年に数冊ってレベルで驚くほど本を読まない私ですが(マンガも決まった3、4タイトル以外ほとんど買いません)、最近通勤時間を利用して本を読むようにしています。もっぱら小説ですが。今は以前買ったボルヘスの『伝奇集』を読んでいます。『八岐の園』と『工匠集』という二つの短編集をまとめたものなのですが、資料として買ったものなので『八岐の園』のうち、『円環の廃墟』と、以前縣君を描かせていただいたときの記事タイトルにも借用した『バベルの図書館』しか読んでいませんでした。このたび改めて通読しているところです。訳本だからとかそういう次元ではなく読み下すのに苦労しますが、読んでみるとこれがかなり面白いです。なんてすごいことを考えるんだと舌を巻く素晴らしいアイディアの宝庫、この人の着想からいくらでも創作ができるのではないかと思います。世界の秘密が記された本を手に入れたような、誰も知らないことを耳打ちされたようなときめく気分。
 ボルヘスの作品はシュルレアリスムとはちょっと違う、マジック・リアリズムと呼ばれるジャンルに振り分けられることが多いのですが、まさにマジックの名を冠するに相応しい世界です。私の好きな画家のマグリットも、シュルレアリスムともマジック・リアリズムとも言われるので、要するに私の芸術の好みはこのあたりということなのでしょう。

 すでに長くなっているのでひとまず最初の一編、『トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス』について。海賊版の辞書のある一冊にだけ記された「ウクバール」という架空の土地の名前を発見したところから話は始まり、それについての調査・研究報告の体で話は進みます。ウクバールの文学では「トレーン」という世界(宇宙)を描いて、その思想の体系や生活ぶりまで架空を積み上げることで、言葉による一つの世界を作り上げているのですが、ひょんな出来事からどうやらトレーンは実在するらしいという話が出始め、やがてトレーンの存在を示す様々な物の発見によって世界と歴史はどんどん架空だったはずのトレーンに浸食されていきます。そして、やがてすべてがトレーンになることを予言して話は終わります。
 どうしてトレーンが世界に干渉できたかと言うと、トレーンが徹底的な唯心論の世界で、「認識が存在を呼び起こす」ことができる世界だったからです。なくなった物も、記憶という認識があれば記憶からその存在を再創造できる、という具合に。ウクバールという言葉を発端に人々はトレーンを認識し、それについての情報を求めることが更に認識を広げ、トレーンの存在を自分たちの世界に呼び起こしてしまった、というちょっと怖い話です。

 ボルヘスの作品が私の心に刺さる理由のひとつは、幻想文学の中に見える絶妙なSFっぽさにありまして、この作品もシミュレーテッドリアリティと考えるとまた面白い。あるいは平行世界ものの「観測」と絡めて考えても面白い。学生時代はSF研究会に所属していた私としては非常にときめく要素満載です。

 以上、まったく読者を置いてけぼりにしている私が楽しいだけの語りでした。

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