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倉庫

しじみの書いた絵やら文やらの倉庫。 割と好き勝手にやっているので何でも許せる方向けです。

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永遠があるという城

#リプもらった番号の色で絵を描く 04.夜の城
カラーパレット提供元

――いつか君の死体を読んで、君のすべてをいつまでもここに残してあげよう。

 ブログに載せるにはこのぐらいのサイズが限界ですな。絵柄的に一番濃い色を主線に使うしかないので、今回はなるべく一番濃い色をたくさん使うというテーマで描きました。

 そんなわけで燎と「北の神」こと天魔。月夜野では古い言葉が残っているので、隅などは天魔のことを「よみのかみ」と呼びますが、「よみ」(=冥府)とはつまり「夜見」であり夢のことであるので、割と天魔の実態に近い呼び名かもしれません。
 神国に伝わる人間の成り立ちに関する神話では、魂は天魔が作り、その器である肉体は地祇が作り、それぞれに天神が命(=時間)を与えることで人間が作られたとされています。肉体の時間が尽きれば器は地に還り、魂の時間が尽きると積み上げた記憶だけが残り冥府に保管されると。
 冥府は見る人が冥府に対して持っているイメージによって姿を変えますが、上記のような神話の知識があるため燎には巨大な図書館に見えます。
 こういう神話だとか神族について、神国の人間は加護を受けている割にはよく知らない印象です。普通に生きていく分には特段必要のない情報ですが、だからと言って神祇の加護を直接的に利用する術士だったら誰でも知っているというわけでもなく、現在では術式オタクの教養みたいな感じの知識です。術式の二次利用をしようという人間は大体オタクの域にいるので、燎、慶幸、ジュリーはその知識を持っている。隅はそれとは別方向で単純に昔のことをよく知っているから知識を持っている。そんな知識格差状況です。

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