慶幸。髪を分けたり後ろに流したりしてセットする前はこんな感じ。
幸衡に似ているかなと思いながら描いていましたが、似ているのか単純に描き分けられていないのかわからない感じです。
奴の西海でのあだ名はナインライブス。それを茶目っ気のある誰かが訳して不死の海将。
この「不死」はダイハード的な意味よりも、変化を再生と見た「甦り」に近い印象です。
朝日新聞に父親について語るコーナーがありまして、しばらく前に芥川賞受賞者の田中さんのお話が載っていました。
田中さんのお父さんは田中さんが4歳の頃亡くなったそうで、曰く、『「死ぬ」ということを残していった存在』。
『父について考えることは、死について考えること』、お父さんを知る人に「似てきた」と言われる度に「ああ、死ぬんだな」と思うという田中さんの話がとても印象に残っています。
上手くは言えませんが、悲劇が人の心をとらえて離さないのに似てとても美しい感覚だと思います。
慶幸も似たような境遇ではありますが、こやつにとって父について考えることは何について考えることなのだろうかと考えながらこの土日も働いてきたいと思います。