北国のプリンスのパーシャことパーヴェル。以前描いたときより少し大人なイメージ。
いわゆる”王子様”のイメージに一番近くなるように描こうと思っていますが限界を感じます。
彼らは『使者』を自称する人外の知的生命体と、その力を借りるという契約を結んだことから『契約者』と呼ばれますが、その契約の証に使者の依り代となる契約の指環を身に着けています。指環じゃない場合もあるのですが便宜上。パーシャは二体の使者と契約しているので指環も二つ。この指環と海軍の銃士が付けている指環(9/14の記事参照)が混同されて海軍が北国を訪ねたときに無用な混乱と騒動があったのだろうな、とか考えながら描いておりました。
ちなみに彼らも人差し指に契約の指環をする場合が多いですが、それは人差し指が『魔法使いの指』と言われて一番魔力的な不思議な力のある指だと思われているからです。魔法使いの真似事で魔法をかけるときは人差し指を立てる仕草をすることから生じた迷信の類。
キリル文字って書き慣れないので難しいですね。ちなみにラテン文字に置き換えるとPavelです。
キリル文字とラテン文字は共通する文字があるものの発音は全然違いますが、その理由について昔「ラテン文字を伝えるために文字のカードとそれに対応する発音のカードを持ってきたんだけど途中でカードの入った箱をひっくり返して文字と発音の対応がバラバラになっちゃったから」というひどいホラ話を聞いたことがあります(?
キリル文字もラテン文字もギリシア文字を元に作ったらしいのでラテン文字→キリル文字という流れではないです。親子と言うより兄弟ですな。