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倉庫

しじみの書いた絵やら文やらの倉庫。 割と好き勝手にやっているので何でも許せる方向けです。

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緩り進みし「猩々の神楽」

 隅を描き慣れようと練習していたもの。あれほど今度はアシンメトリーな髪形はやめようと思っていたのに…。

 月夜野は鬼道の中でも精霊を見て対話することができる「見者(けんじゃ)」としての能力が高い一族。ちなみに他にも肉体を精霊の止まり木として精霊に語らせる「巫覡(ふげき)」、精霊の示すしるしを読み取ってその言葉を知る「識者(しきしゃ)」などありまして、嵩城家の嫁・花越の実家は元は巫覡の家系です。
 そんなわけで隅は普段も精霊と話してばかりでかなり付き合いにくい男ですが、悩みに対して助言めいたことを言ってくれたりもするので、海軍(学校)内ではちょっとした尊敬を集めている村長系男子。話し合いで何か発言しようとすると「静かに、長(おさ)が何か言うぞ!」みたいな変な祀られ方をしています。なお、安達から授けられる公式あだ名は「ぐうちゃん」。

 鬼道は「すべてはあるがまま」という基本姿勢があり、月夜野は特にそれを徹底しているので、年の割に達観していて何が起きても平然としているというかどこまでも流されていくようなマイペース。
よく裸足になったり素肌にセーラー服を着るところは海軍学校を卒業しても変わりませんが、式服は流石にちゃんと着ます。

 あまり関係ないですが昔読んだ漫画に、登場人物のひとりが、自分の瞳がカエルのような緑色だから「フロギー」という仮名を使うエピソードがあったことをこの絵を塗りながら思い出しました。それを聞いた相手はフロギーが本名だと思って、適当に名前を付けられたとたいそう不憫がるのですが、その時に「あなたの美しさは悲しみが磨いたものだったんですね」というようなことを言うのです。そのセリフを読んで幼い私は美人を見る目が少し変わりました。そういう人もいるのだと。

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文通

 本来はもっと横長の絵だったところを劇場版のポスターみたいにしようと思ったけど加工してみたらそれほどでもなかった件。
そんなわけで『あくだま』を応援するため勢いで描いた絵。文通ってコミュニケーションの中でも特にパルピテイションがありますよね。※あくだまと文通は関係ありません。

 日曜日は舞台版『心霊探偵八雲 祈りの柩』を観てきました。原作は未読でしたが、内容は理解できました。タイトルの”心霊”の部分を甘く見ていて思ったよりも怖かったり悲しかったりしましたが楽しく見られました。声優さんも出ていましたよ! 生の声優さんを見るのは久しぶりでしたね…。色々なエネルギーをもらいました。ミステリーってネタバレできないから感想書くの難しいですね。舞台という視覚情報も入る一方文字情報がない中で見せる情報、隠す情報を上手くさばき、それでいて面白くというのは難しかっただろうなぁと思うことしきりです。

 そう言えばずっとやるやる詐欺していた大阪行きをようやく実行に移すため三月下旬に宿をとりました。これから観光地を探します(? 現在の私の仕事は基本的にまず出張がないのですが、来年は多少出張があるかもしれませんし、私は他人の手配だけで終わるかもしれません。かなり内にこもった仕事なので今の仕事で会議回しをやるとは思いませんでしたよ…。

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Bloomin' Knights!

 毎年恒例でお送りしたものの絵柄。タイトルのとおりテーマは「花咲ける騎士」。このフレーズが好きで長いこと描きたいなと思っていたイメージなのでこれを機にもっと描こうと思います。私の創作キャラは大体それぞれにイメージの植物がありまして、燎は月下美人、安達は橘、重里は睡蓮という具合になっております。以前載せた絵のとおり慶幸は南天(かナナカマド)、立花はサンパギータ…ですな。

 最近はずっとレジェンドオブレガシーやってます。キャラを育てるのも戦闘も苦労が多いですが楽しくて、順調にステータスは上がっています。それでも気を抜くと死にかける油断できないゲームです。物語の核となる過去の出来事も見えてきましたが、すべてを知ったら精霊使いであるミュルスはどういう判断をするのかなぁと今から気になっております。なにぶんあまり喋らないキャラなので。今は沼地をうろうろしていますが、ザコ戦ですら楽勝ムードは薄いのに強そうなのが沼の中を徘徊している上にそれ以外にちゃんとボスがいるらしく、それぞれに挑むタイミングを計っているところです。まあ、レベルはないゲームなのである程度ステータスを上げたら後は攻撃と防御の相性みたいなところがあるのですが。相性が悪いと前述のとおりザコにもやられる。

 最近、別役実さんの童話を読み漁っておりましたがついに長年読もうと思っていた『そよそよ族伝説』を読みました。言葉以外でコミュニケーションする一族についてのイメージなど、別役さんが持ち続けていたモチーフを集大成したような作品でした。静かな水辺の村に、大っぴらにできない事情で生まれた権威者の血筋の子を流すための船が流れ着いたことで、過去にその一帯を支配した者たちと現在支配する者の三つ巴の争いが始まり、その裏にある大きな意図、世界に秘められていた真実が明らかになるというかなり壮大なお話です。古事記や日本書紀を思わせる内容ですが、それらの新たな切り口を見せているような、新鮮な驚きがたくさんある本でした。
 これで別役さんの古い童話は大体読んでしまったので今度はもうちょっと新しい本にも手を伸ばして見ましょうかね…。

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顔を入れ替える妖怪が出た

 妖怪ウォッチに顔を入れ替える妖怪が出ると聞いて、実際顔が入れ替わるってどんな感じかと描いてみた結果。
顔が他人と入れ替わるだけで表情や性格は本人のままなので、その人らしい表情をしていれば顔のパーツが他人のものでも案外違和感がない……かもしれません。

 ちなみに、天宅の一部の人間の眼が赤いのは平たく言うと「この人には天神が特に加護を与えています」というしるしなので、多分顔が入れ替わっても赤い人は赤いまま。元々の眼の色が赤いわけではなく、燎も慶幸も素の色は黒。この加護を受けている色は隠すこともできますし、術式を使うために神気が巡る瞬間だけ通電して赤くなる人もいます。重里は赤くないけど誰しも術式を使いすぎると赤くなる(要するに半分くらい神様の世界に行っちゃってる)ので赤くなったときは生命の危機。この場合の赤眼は加護を受けてる人の赤眼とは別物です。

 レジェンドオブレガシー、ちまちま進めています。強い翼獣から逃げながら新しいダンジョンを探索しています。基本的に新しいエリアは地図を入手すると行けるようになるのですが、ダンジョン内の高台に立ったら遠くに廃村が見えてエリアが増えるなど小粋な演出もあります。ミュルスはどんな時でも物静かで冷静なキャラなのですが、翼獣の巣を調べる→翼獣がやってくるという絶体絶命のシーンでも「…だろうと思ったよ」の一言というクールぶりにキュンとしました。他のキャラは何と言うのか、見てみたくなりますね。

 あと、土曜日は劇場版『ジョーカー・ゲーム』観てきました。原作のファンなので若干怖いもの見たさでしたが柳さん作品は良いエンタメになるだろうなというものが多いので、やっぱり良いエンタメになっていました。スパイは華やかじゃなく、むしろ誰の目にも留まらないことに価値があるんだよというのが原作で繰り返されていた趣旨なので、そういう意味ではその逆を行っていますが、最新刊の『ラスト・ワルツ』を読んだ後ですとこれもまた壮大な騙し合いなのかもしれない気がしてきます。だんだん疑り深くなる。とりあえず結城中佐がカッコよかったので私は大満足です。

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あなたこそ、我らと精霊をつなぐもの あなたこそ、我らが主

 ご覧のとおりレジェンドオブレガシーやってます。新作ゲームをやるのはヴァルキリープロファイル2以来なので10年ぶりくらいですか……。
 フィルミアが上手く描けない。カエル難しい。一方ミュルスの方は昔私のPCにこんな髪形の奴がいたなと思いながら描いておりました(?

 ミュルスで始めて、現在フィルミアとガーネットのPT。どの子もかわいいからPTに入れたいのですが育てるのが一苦労でのう…。今は三つめのダンジョンにいますがなかなか楽しんでおります。
 とにかく戦闘がシビアで楽しい。まさに敵とこちらの力が拮抗しておりまして、こちらが敵を倒すのと同じようにちょっと油断していたり運がなかったりするとあっさり全滅させられます。ダンジョンによっては全然勝てなかったり苦戦続きだったりするんですが、ちょっと戦い方を工夫するだけで驚くほど楽に勝てたりするので頭脳系娯楽としては最高です。
「双次元バトル」という、人間やモンスターの世界と精霊たちが勢力を競う世界の二つを上手く使って戦闘を進めるのですが、剣やら槍やらでぽこぽこ殴り合っている裏では同じ精霊にこちらと敵がそれぞれ呼びかけて精霊の奪い合いが発生したりとなかなかアツいのです。攻撃・守り(PTの盾)・補助の役割と、精霊と、戦技の三つをトータルに駆使して、言わば「場」を支配する戦闘です。

 ゲームの内容としては会話で進めていくようなストーリーはなく、ひたすら未開のアヴァロン島を探索して地図を埋めていきます。主人公やPTメンバーが時々話す言葉と、島の各所で見つかる神代の時代の記憶を断片的に語る石だけがストーリーのヒントで、それを繋げて推察しているのが現在の状況です。結局誰も分からない過去のことを必死に手がかりを探して考察するという考古学者の気分。スクショが撮れるので過去を語る石を見つけるたびに字幕を撮ってメモに残しております。

 もう一つ特徴的なものとして、地図を埋めたら情報を売れるというシステムがあります。未開の地の情報が手に入るとそれを手にダンジョン内にも他の冒険者がうろうろしはじめるのですが、そうすると敵も減って探索がしやすくなる。逆に地図は完成に近いほど高く売れるし、情報を売らなければ宝を他の冒険者に取られることもないけど売らない地図の完成度が高いと敵がどんどん多く強くなってくる、という悩ましいバランスになっています。
 情報を独り占めするのも、早めに売って効率よく探索を進めるのもどちらも好みで楽しめるのですが、私は現在のところ全部埋まってから売っています。高く売りたいとか宝を独り占めしたいというわけではないのですが、未開を踏み分け未知を拓くというのが何よりの快感なので、「私が島のすべてを一番最初に見た人になりたい!」という変な冒険者魂を燃やしております。

 そんなわけで、まだまだ先は長そうですが地道に探検していきたいと思います。

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今日も道なき道を行く

 お仕事中の安達。電卓のない世の中なので海軍でも算盤が大活躍しておりますが、もうちょっと時代が下ったら計算尺のようなものもきっと出てくるのではないかと。かなり前に描き始め途中で放置していた絵をおざなりに完成させました。線画は3年くらい前に描いたものですが、現在の絵と引き比べてみると3年前からあんまり上達しておらず忸怩たる思いです。

 そんなわけでえあびた13周年でした。トップページは未だに10周年のまま時が止まっていますがもういいんじゃないかという気持ちになっている最近です。こんな色々雑なサイトですが見て下さっている方々には本当にありがとうございます。今年もこんな感じでやっていこうと思いますのでぜひお時間のある時に見てやってくださいませ。

 仕事の方は年末からのヤマが今週ようやく片付いて、取り組んでいたものが晴れて世に出て行きました。色々イレギュラーなこともありましたが何とか終わってよかった。
 今日は体のメンテナンスに行き、柳広司さんの新刊買ったので読みながらのんびりします。D機関シリーズ待望の新刊!ですよ!来週にはレジェンドオブレガシーが発売ですし、前の日記で言っていたとおり別役さんの童話も買いましたし、しばらくは楽しみが続きます。別役さんの本は絶版になっているものも多いのですが、運良くシリーズものを三巻セットで売っている古本屋さんを発見して、amazonなどで買うよりかなり安く買えたのでそれだけでも非常に満足度が高いです。読むのが楽しみ。

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南天と七竃

 今描いているものの副産物な落書き。小さいサイズで描いていたのでこれが原寸ですが、こうしてみると描線が汚いことがよくお分かりいただけると思います。
南天が描きたいだけの絵でした。各人のイメージの花を考えてみたときに慶幸は南天か七竃という結論になりましたが、花じゃなくて実じゃんということに気付いたのはそれからしばらく経ってからのことでした。赤い色が重要なのです。
今見返してみると下書きの方がもうちょっと思い詰めた顔をしていましたな…ペン入れすると勢いが落ちるのを何とかしたい。慶幸は考え事をしている時もただぼーっとしている時も一点をじっと見るクセがあるので、その場にいるだけで無駄に周りを緊張感で溢れさせます。

 この連休は絵を描きつつこの間買ったコート用に黒いフェイクファーで付け袖を作っていました。やっぱりこういうドレスコートの袖はファーじゃないと!というこだわりで。一緒に白いボアも買ったのでセーラー型の付け襟も作りました。これでクルーネックをセーラーカラーにしたりできます。

 最近ぼちぼちと今年の分の本を読み始めたのですが、初っ端から2連続で別役実さんの童話集を読んでおります。40年前の本なので文字に凹凸があり何とも味わい深い…。『星の街のものがたり』は別役さんのテイストがありつつも今まで読んだ中で一番童話らしかったですかね…。『山猫理髪店』は不条理とファンタジーがいい塩梅。宮沢賢治作品を下敷きにしたものはまさに賢治の世界が少し広がったと感じさせるような空気感。さすがはアニメ版の脚本を手がけた御方です。
 別役さんの童話は結構突拍子もない設定だったり突拍子もないことが起きたりするのですが、それが人間の心や社会にあるものの中でも特に身近なものの寓意になっているので、どこか遠い国の話のように聞いているとふと気が付いた時には物語と私の背中同士が触れ合っているようなほんのりした怖さと親しみがあります。
もうちょっと別役さんの本を集めてみたいですね。

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明けましておめでとうございます

 お久しぶりです、何とか過酷な年末を生き抜きました。もー早く失われた休日を取り返したいと思ってはみるものの、その願いが叶えられる保証もないまま明日からの仕事はすでにいきなりクライマックスが約束されています。とりあえず、2月末くらいに大阪に遊びに行こうかなーなどと考えて希望を繋ぐことにしています。

 そんなわけで今年の年賀状絵。印刷したら何だかあんまり色がきれいに出なくてしょんぼりしました。空白の部分には相変わらず近況などが延々とつづられておりました。その中で今年の創作系の目標として「自分だけじゃなくみんなが楽しい創作活動」というのを掲げておりましたが、今年は一次創作に加えて二次創作も頑張っていきたい(当社比)と思っております。せっかく良い作品を世に送り出して頂いていますから、作品を楽しんでるよってことを表現したい。
そんなわけで休み中はずっと版権ものの絵を描いていました。タブロウファンアートの界隈で「何か頭のおかしい奴がいる」くらいに認知されるのが今年の目標です。
 1月は色々なものが発売されるので受けたインスピレーションをどんどん創作の糧にしていきたいですね。レジェンド・オブ・レガシーやるために3DS買いましたし…!

 最後になりましたが、今年もこんな調子で楽しくやっていくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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リラが散っても

 フォースでも使えそうなポーズですが使えません。
 海軍の軍医の助手。いわゆるナース。海軍の野郎どもに「天使」と呼ばれもてはやされております。ドーラ一家の中のシータのごとし。野郎どもが「天使」に会う時には無駄に正装する、そんな男子校のような海軍です。
 いよいよ年の瀬が迫ってきましたね。私はそろそろ24日から30日まで休みなしで働かなきゃいけない現実を受け入れないといけません。そんなわけで場合によってはこれが年内最後の雑記になるかもしれません。何が起きても皆さんよいお年をお迎えください。

 最近は忙しいですが、年末は時間に余裕があるだろうと甘いことを考えていた時期に入れた予定がちまちま入っていて、むしろそれがよい息抜きになっております。セールに行ったり着付けを習ったり。今年はコートは買わないぞと決意したものの半額で売られているとは思わなかった素敵なドレスコートを買ってしましました。いや、本当にコレ長く着られる良いものだから…と自分に言い訳をする現在。着付けは今まで見よう見まねでやっていましたが、やはりきちんと基礎とかロジカルなところを教わると活用できる度合いが違いますね。一回目は着物を着るところまでだったので、次回は帯をある程度習得したいものです。

 そう言えば、ずいぶん時間があきましたが以前の雑記で書いたゆびぬきが三つ出来上がりました。ここを見て下さってる方の中にもゆびぬきを作ったことがある方がいらっしゃるようで、密かに親近感を深めておりました。そんなわけでできたもの。

海軍の白制服、黒制服、術官服のイメージで。作った順番もこのとおり。最初の二つと三つめは模様も刺し方も違うのですが、どちらも楽しかったです。色と柄で様々なイメージを持たせることができるので良いですなー。また何か作ろうと思います。

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年賀

 年賀状を作るのにかかりきりになっているけどこんなむさくるしい男たちの絵がいつまでもトップにあってはいけない!という危機感を募らせて、過去の年賀状(家族用)の絵柄でもまとめて上げてお茶を濁します。
毎年行き当たりばったりで描いているので、並べてみるとかなりテイストが違います。ちなみに辰年のは『ノエイン』のシャングリラ人です。龍じゃないけどタツノオトシゴと言えばこれしか…。

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