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雑記帳

緩り進みし「猩々の神楽」

 隅を描き慣れようと練習していたもの。あれほど今度はアシンメトリーな髪形はやめようと思っていたのに…。

 月夜野は鬼道の中でも精霊を見て対話することができる「見者(けんじゃ)」としての能力が高い一族。ちなみに他にも肉体を精霊の止まり木として精霊に語らせる「巫覡(ふげき)」、精霊の示すしるしを読み取ってその言葉を知る「識者(しきしゃ)」などありまして、嵩城家の嫁・花越の実家は元は巫覡の家系です。
 そんなわけで隅は普段も精霊と話してばかりでかなり付き合いにくい男ですが、悩みに対して助言めいたことを言ってくれたりもするので、海軍(学校)内ではちょっとした尊敬を集めている村長系男子。話し合いで何か発言しようとすると「静かに、長(おさ)が何か言うぞ!」みたいな変な祀られ方をしています。なお、安達から授けられる公式あだ名は「ぐうちゃん」。

 鬼道は「すべてはあるがまま」という基本姿勢があり、月夜野は特にそれを徹底しているので、年の割に達観していて何が起きても平然としているというかどこまでも流されていくようなマイペース。
よく裸足になったり素肌にセーラー服を着るところは海軍学校を卒業しても変わりませんが、式服は流石にちゃんと着ます。

 あまり関係ないですが昔読んだ漫画に、登場人物のひとりが、自分の瞳がカエルのような緑色だから「フロギー」という仮名を使うエピソードがあったことをこの絵を塗りながら思い出しました。それを聞いた相手はフロギーが本名だと思って、適当に名前を付けられたとたいそう不憫がるのですが、その時に「あなたの美しさは悲しみが磨いたものだったんですね」というようなことを言うのです。そのセリフを読んで幼い私は美人を見る目が少し変わりました。そういう人もいるのだと。

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